先日、マイムアーティストであるJIDAIさんの関西ワークショップに参加しました。
普段コンディショニング講座@大阪の講師をお願いしている先生方とは、
また異なる視点から身体の研究をされているワークの数々を通して、
身体そのものの操作はもちろん、
身体とイメージの繋がりについて色々と新しい視点をいただける内容でした。
今回はそのWSの備忘録。
目次
講師JIDAIさんとは
東京でアートマイム塾を主催しており、
月間秘伝で連載した内容を基に編成された書籍「動きの天才になる」などを出版されています。
過去に私も東京で声のWSに参加させていただいたことがあったのですが、
これまで自分がなんとなく行っていた発声というものが、
こんなに全身を使って行うものなのかと驚き、
翌日の帰りのバスに揺られながら、
感じたことのない部位の筋肉痛にも驚いたことは今も忘れられません。
今回のWSについて
今回参加したWSは“声の教室七宝堂”の有田さんが主催し、
関西で開催された二度目のWSでした。
この七宝堂さんも生徒さんに宝塚音楽学校合格者もいるそうな凄いところです。
残念ながら初回は参加できなかったのですが、
今回はいろいろな予定を無理矢理調整して参加しました。
からだコースと表現コースの充実な2コースでした。
からだコースでの体験
からだコースのワークでは、
「歩く」をテーマに色々な歩き方を体験しながら、
意識の置き方や動きの中心とする部位によって、
西洋的な身体操作になったり、
東洋的な身体操作になるということを体験的に学びました。
私の中では、
昔からなんだかうまく走れていない感じというのがありました。
ただ、中学生の頃に一度だけ、
すごくラクに走れ、これなら無限に走れるという感覚を覚えたことがあり、
あれは何だったんだろうというのが長年の疑問でした。
それが今回のワークの中で、
上半身が主導するような動きを体験することでその感覚を再体験することができ、
これまで足だけで頑張ろうとして全身を使えていなかったのかと、とても腑に落ちました。
表現コースの体験
表現コースでは、
「感情は身体そのもの」という考え方に基づき、
様々な身体を使った表現をするワークを体験しました。
まだまだ私の中では消化しきれない部分が多い時間でしたが、
それでも非常に大きなヒントをもらったように感じています。
それはまず、イメージというものについてです。
いわゆる心理学の中でのイメージというものは、
私のこれまでの学んできた中では、
とりあえず想像したらいいとなっていたり、
想像したら体感もついてくるといったものになっていました。
そうではなく、
まずは身体の感覚を意識的に小さく変化させることで、
それによってイメージが喚起される。
というこれまで思っていたものとは逆の手順で
イメージを生み出すことが出来るということを知りました。
私の中でもまだ十分にその技術が扱いきれてはいませんが、
心理的に不調になる人々の中にはおそらく、
自分でネガティブなイメージを呼び起こしてしまう身体上の癖があり、
それを無意識に繰り返すことで
不調を悪化させてしまっているような場合もあるのではないだろうかと連想しました。
それが、いろいろなボディーワークによって、
人がラクになっていく要素の一つなのかもしれません。
まさに今年コンディショニング講座@大阪がテーマとしている、
「大人自身が緩むということ」の目的にも繋がるような気がして、
私にとっては、ジャストタイミングなWSだったように思います。
今後の開催もまたあるかもということでしたので、
予定が合うことを強く祈りたいところです。
からだメンタルラボの今後の講座予定
5月8日(土)、9日(日)講座「空想する力と学童期の発達」
講師として栗本啓司先生をお招きしてのオンライン講座を開催します。
8日(土)は「可能性を開拓していく時期を知る」と題して、
子どもの空想する力と身体についての講義となっています。
後日配信もありますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
9日(日)は「自分自身の心身を整えるためのコンディショニング」と題して、
オンラインにて自分の心身を緩めきるためのワークを体験する時間となっております。
いずれも詳細、お申込みはこちらのリンクから。
「護道で整う心と身体」後日配信受付中
4月11日(日)に開催しました廣木道心先生をお招きした講座
「護道で整う心と身体」の後日配信を開始しました。
5月31日までの限定視聴となっております。
詳しくはこちらのページからご確認ください。
夏の講演会「コンディショニング講座@大阪~明るい未来のために必要な学習と発達を考える~」
7月25日(日)には、
発達障害があってもなくても、
「小中学生の子どもたちの選択肢を広げていくために出来ることを知る」をテーマとし、
講師には5月の講座と同じくからだ指導室あんじんの栗本啓司先生から、
学習の土台として必要な身体発達について、
そして、現役塾講師であるとともに、
インターネットで発達障害のある方々の進路の選択肢を広げるためのサポートを行っているひろあ塾のひろあ先生をお呼びして、
進路選択肢の可能性を広げるために必要な学力やそのためのサポート、
そして進路選びについて、お話をいただきます。
こちらの講演会の募集開始は5月後半ごろを予定しております。
オンライン参加も可能となる予定ですので、続報をお待ち下さいませ。
「動き」の天才になる!: 筋トレ・ストレッチ以前の運動センスを高める方法
常識の殻をやぶる【動きの天才になるDVD】誰にでも出来る運動センスの高め方
身体エネルギーの再発見【張力の作り方】力を"すきま"に通し、最大化するワーク [DVD]