やっと台風の影響も一段落したようですが、天気予報ではまだまだ新しい台風が出来るかもというお話もあり、9月が平和に過ぎていくよう祈る今日この頃です。
さて、今回の記事は8月末に名古屋と鹿児島で担当させていただいたセミナーの振り返りです。
名古屋でのセミナーは6月に鹿児島にお越しいただいた護道の廣木道心先生のご縁で、名古屋の福祉施設にて、廣木先生の護道のお話とともに私もトラウマケアについてお話をさせていただくという予定でした。
講座日程が8/29(木)で、ちょうど台風10号が迫ってきていたこともあり、水曜の仕事を半日に調整させてもらって不穏なお天気のなか、名古屋に向かいました。
その日時点の予報では、なんとか鹿児島に戻れそうな雰囲気だったのですが、どんどん台風の移動速度も遅くなり、当日には翌日の公共交通機関が全てストップしそうな話も出てきてしまい、あえなく廣木先生にご相談の上、当日急遽博多からオンラインで講座をさせていただくこととなりました。
講座では移動もあって予定よりも時間が短くなったこともあり、予定していた内容を絞り「トラウマケアのワークによって、抱えているしんどさ・つらさを軽くなる体験をし、自分でできる方法を持ち帰る」部分に焦点を絞っての講座をさせていただきました。
参加者の皆さんにも直接お会いできなかったことは非常に残念でしたが、ちょっとした工夫で抱えている感覚に変化があったりすることを実感していただけたことは何よりだったかと思います。
また、色々なご質問もいただくなかで、改めて私自身もトラウマというものについて考えるきっかけをいただけました。
当日の急な変更にご対応いただいた廣木先生、施設の先生方、そしてご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
その後はなんとかかんとか土曜明朝に再開となった高速バスで鹿児島に戻り、31日(土)夜には鹿児島市谷山の妙行寺にて「死にたい気持ちと支援者ケア」というテーマでお話をさせていただきました。
こちらの講座では自殺予防の仕事にも関わらせていただいているなかで感じてきた「死にたい」という気持ちの背景や理解のお話とともに、支援する側をケアするための場の重要性やそのなかでのトラウマケアの活用の可能性のお話をさせていただきました。
こちらの講座は興味がある方向けの特別編として終了後に筋反射テストなどについても解説をさせていただく、やや怪しい会となりました笑
妙行寺の持つあたたかな場の雰囲気があるからこそ出来る会だったように思います。
お声掛けいただいた井上住職、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
2つの講座の準備やお話をさせていただくなかで、生きているなかで、つらさや苦しさを抱えること自体は自然なことであって、それに対してトラウマケアというのは、自分でそうした気持ちに対処する自信を育てる意味もあるのだと感じました。
あくまでもセラピーはその体験のきっかけを提供し、そこから本人が自立していくことを支えるような、そうした方向性を大切に今後もセラピーを行っていけたらと思います。
名古屋と妙行寺、それぞれの場での貴重な機会をくださった廣木先生、井上住職、この度は改めてありがとうございました。
からだメンタルラボでの開催講座・配信講座情報
オンライン配信中
2022年5月22日(日)に鹿児島にて護道の廣木道心先生をお招きして開催した支援介助法セミナーの後日配信を行っております。
ご興味のある方はこちらのページをご覧ください。
こだちでの開催講座情報
「自分を感じてケアするからだとこころの講座」というテーマで、こだちのスタッフがそれぞれの専門性を活かして、からだとこころのセルフケアについて紹介する連続講座を2024年5月から月に一回のペースで開催しています。
<9月講座”女性のための骨盤ケア講座>
2024年9月21日(土)13時~16時
講師:守屋 恵(整体サロンケセラボ、理学療法士)
場所:西本願寺鹿児島別院 六鳥の間
参加料金:2,000円(現地払い)
お申込みはこちらのフォームからどうぞ!
こだち講座について詳しくはこちらから!