【心身の発達とセルフケアを考えるからだメンタルラボblog】

様々な心理相談の現場経験や体験を基に、心身の発達や心と身体のセルフケアに役立つ情報や書籍を当事者・保護者・教職員や支援者向けに掲載しています。

秋のコンディショニング講座@大阪2019終了報告

2019年11月17日(日)に開催しました

秋のコンディショニング講座@大阪2019

終了レポートです。

 

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目次

 

内容

今回も栗本啓司先生にお越しいただき、

午前、午後、専門の3つの講座をしていただきました。

 

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午前の講座

「体調を整えることを通して情緒と言葉の発達を促そう」

をテーマに、

言葉や情緒がいかに食事睡眠排泄を始めとする、

体調と関係しているのかを学びました。

 

その上で、発達というものがどういうものか、

それについての根本的な理解も深まる内容でした。

 

ロープを使ったワークでは、

どの子たちも自分なりの参加の仕方をしてくれており、

その子なりの参加が認められていることで、

笑顔溢れる楽しい時間となっていました。


午後の講座

「思春期のコンディショニング」

をテーマに、

第二次性徴を経て、

どのように子どもたちの心身が変わっていくのか。

その過程で注意すべき身体や性の問題。

親御さんの子どもへの向き合い方などを学びました。

 

思春期のお子さんをお持ちの親御さんなどにとっては、

現在の関わりを見直す非常に良い時間となったようです。

 

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ヒモトレによるワークも体験し、

ちょっとのことで身体が変わる不思議に、

驚きの声が上がっていました。

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専門講座

更にヒモトレも利用しつつ、

骨格的に正しい動きを丁寧に行うことで、

身体にいかに影響が出るのかを体験しました。

 

大きな動きを長時間するのではなく、

短い時間でも丁寧に正しい動きをすることで

驚くほど変化があるのだと実感することができました。

 

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主催者感想

このやり方をやればいいではない

この点はどんな年齢の人と関わる中でも

重要なことだと思いました。

あくまでもその子にとって合う刺激、

その子が気持ちいいと感じられるものを

経験していってもらう。

 

それを判断するためには、

まず大人の側が

自分にとって気持ちいいがわかるのか。

 

そこが欠如していては、

頭だけで考えてずれたことを

やる結果になってしまいます。

 

身体アプローチを行うにあたって、

まずは自分で試してみる、

味わってみること、

そして、その重要性を感じてもらう。

今後もこれからの講座で

大事にしていきたいことの一つです。


正常な発達を知ること

栗本先生が講座中、繰り返し話されていた

「正常な発達を知ること」の重要性は

発達障害に関わる支援者にとって、

常に心に留めておくべきことだと感じました。

 

問題行動と言われる行動の中には、

発達の観点から見れば正常なものもあります。

それが親や大人の都合で止められ続けると、

その子はより偏った発達を積み重ねることとなります。

 

もちろん、

社会的に問題となるようなものに対しては、

気をつけていく必要がありますが、

発達の過程なのか、

問題行動なのか判断をするためには

焦らず丁寧に観察することが必要です。

 

ただ、親御さんにとってはその行動が、

「何か問題があるのかも…」と感じてしまうと、

不安や焦りで観察する余裕を失う方もいます。

 

支援者としては、

それが正常なものかどうかを一緒に観察して、

親御さんの焦りを軽減できる。

そして、子どもを見守りながら、

楽しく一緒に過ごせるようになってもらう。

 

そうやって支援者の必要性がなくなる。

それが理想的な発達支援なのではないかなと感じました。

 

コンディショニング講座が

そういった親御さんがお子さんを丁寧に観察し、

日々の関わり方にヒントを得て、

生活にお子さんと楽しめる時間が増えていく、

そういったきっかけになってくれればと願います。

 

参加された方々の感想より

今回の講座では色々な嬉しい感想を頂いています。

発達しましたの声

・栗本先生の手軽にできる実践をやってみて、確実に変化しているのも嬉しく思っています。
・小3になってからみんなと一緒にダンスできるようになりました(真似して身体を動かせるようになった)。本人がスイミングに行きたいと言うので、大丈夫かと思いましたがやらせてみました。週1回1時間みんなと同じようにやっています。待機してる時、あいさつもちゃんと出来ていてビックリです。
・トイレトレーニングが進むようになってから言葉の数が増えたなー!と思いました!!今毎日金魚をしています。教えていた時はしなかったのですが、急にひらがなを書けるようになりました(何文字かです)。少しずつ身体をゆだねてくれる時間が増えました。
・前回の講座のアドバイス通りまず排泄トレーニングをできるように頑張り、80%はできるようになりました。
・6歳の息子と金魚体操を楽しむようになり、すごく喜んでくれるようになりました。抱っこを喜ばない赤ちゃん時代→やっと身体をゆだねたりしがみついてくれます。そこから親子のやりとりがやっと始まった気がします。
・前に教えて頂いて、腕をよく回すようになり、よくしゃべるようになりました。
・来るまでにプチトラブルだったのですが、彼女が思った以上にしっかりし成長を感じられました。
・認め方のお話も娘のことを不安に思うことが多かった以前と、いろいろと信じて見守ってやれるようになった今とで、娘自身にも変化が見られることも多く、とても納得しました。

 

体験をして気づいた、わかった

・家では背中や足をやさしく触ったり、とにかく一緒に遊ぼうとこころがけているつもりでしたが、一緒に遊ぶことがあまりできていなかったのかもしれないと思いました。
・午前の講座は内臓も含めて身体が整うこと、安心できる親子関係ができて情緒が安定すること、その上で認知が発達することを再確認することができました。
午後の講座では、言葉に出さなくても、気持ちが相手に伝わってしまうことは私の教師生活の中でいつも感じてきたことです。
・動きの発達と言葉の関係のお話が、つながりがわかって面白かったです!どうしても「言葉」となると「ラベリング」的なことになってしまうことに悩んでいたのですが、「言葉」って「要求、伝えたい気持ち」だなと自分の気持ちを確かめることができました!
・身体の調子が心に影響を与えることを心のことを考えすぎてしまうと忘れてしまいがちになるのかなと思っていたので、良い勉強になりました。
・子どものカウンセリングやプレイセラピーを行っていく上で言葉のみでなく体の変化を注目していくことはとても大切であることがわかった。
・自分の頭で考えないように、ただ感じるということが、こんなに難しいものなのかと考えながら聞かせていただいていました。
・実践するにあたって、まず本人をよくみる。そしてやりとりをしていくことがまず大切なのだと思わされました。

 
参加された皆様にとって、

様々な気づきや体験があった時間となったようです。

何よりも、

子どもたちが発達している報告も

聞けていることが嬉しいですね。

 

今後の予定

次回のコンディショニング講座@大阪は

年明け以降で検討中です。

 

引き続き、1月13日(成人の日)の

特別講演会「発達障害の自立と未来」

参加者を募集しております。

 

大阪で花風社の浅見淳子社長と、

「発達障害でも働けますか?」著者の座波淳さんの

お話を聴ける貴重な機会です。

 

発達障害があっても働いていくために

大事なことを学べます。

お子さんの将来が気になる親御さんも、

今「働く」ことに悩んでいる方も、

皆さんのご参加お待ちしております。

募集ページはコチラから。

karadamental.com